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はだしのゲン 閲覧制限 理由 [ニュース]

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高知県松江市教育委員会が、「はだしのゲン」というマンガの本を小中学校の図書館で自由に読めなくするよう指示していた問題で、賛否両論が沸き起こっています。

何故、閲覧制限をされるようになったのか、その理由を探ってみました。


「はだしのゲン」は、広島の原爆被害を描いた漫画です。

作者の中沢啓治さんは、昨年の12月にお亡くなりになっています。



<閲覧制限への経緯>

そもそも松江市で閲覧制限騒動が起きたきっかけは、1人の市民が市議会に提出した陳情書です。

昨年の8月に、以下の内容の陳情書が市議会に届きました。

件名
松江市の小中学校の図書室から「はだしのゲン」の撤去を求める陳情

要旨
マンガ「はだしのゲン」は子どもの教育に悪影響を及ぼし、間違った歴史認識を植えつけているので、一刻も早く松江市の小中学校の図書室から撤去されるよう求めるもの。

陳情理由
平成11年8月13日法律第127号「国旗及び国歌に関する法律」が施行され、教育基本法にも「国と郷土を愛する態度を養うこと」が盛り込まれました。「はだしのゲン」には、天皇陛下に対する侮辱、国歌に対しての間違った解釈、ありもしない日本軍の蛮行が掲載されています。このように、間違った歴史認識により書かれた本が学校図書室にあることは、松江市の子どもたちに間違った歴史認識を植え付け、子どもたちの「国と郷土を愛する態度の涵養」に悪影響を及ぼす可能性が高いので、即座に撤去されることを求めます。もし撤去できないのであるならば、別紙1から4で表現されている事項について、根拠となる資料を提出されるよう望みます。


ようするに、「はだしのゲン」は「天皇陛下に対する侮辱、国歌に対しての間違った解釈、ありもしない日本軍の蛮行が掲載されてい」るので、子どもたちに「間違った歴史認識を植えつけ」ている。そのため「はだしのゲン」の小中学校図書館からの撤去を求める陳情書になっています。

この陳情書は不採択になりましたが、これをキッカケに市教委では「はだしのゲン」の内容を改めて確認しました。

その結果「旧日本軍がアジアの人々の首を切ったり女性への性的な乱暴シーンが小中学生には過激」だと判断して、その月の校長会で「はだしのゲン」を閉架措置とし、できるだけ貸し出さないよう口頭で求めた。



<雑感>

私が子供の頃に通っていた小学校にも「はだしのゲン」があった。

金持ちの被爆者の看病で、体に湧く蛆虫をピンセットで取り除く作業をするシーンが思い出されます。

かなり強烈に印象に残っています。

印象に残っているということは、それだけ「感動した」と言っても良いし、「心が傷付いた」と言ってもいいし、「洗脳された」と言っても良い。

それが良い事なのか、悪い事なのかは各人が決めることだと思う。


生きている以上は何か事件が起こる。

何の事件も起こらない人生など、死んでいるのと同じだ。

というよりも、そんな人生などありえない。


賛否両論があるところに「はだしのゲン」の存在価値がある。

全員が賛同する「はだしのゲン」に読む価値などなく、全員が反対する「はだしのゲン」など誰も読んだりしない。

まさに、今回のように賛否両論が舞い上がる事こそが「はだしのゲン」の真骨頂だと思う。


何が正しくて、何が正しく無いかなどはどうでも良いのだ。

何かの経験をする事で、人が成長していくことが大切なのだ。



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